保険適用の訪問マッサージを始めるきっかけ
多くの患者さんがいろいろな理由で寝たきりや、歩行困難でお困りです。
例えば
①パーキンソン病や脳梗塞などにより麻痺や拘縮のある方
②大腿骨骨折や脊椎圧迫骨折による疼痛・筋力低下のある方
③認知症がありお一人での外出が困難な方
④糖尿病や整形疾患がありしびれや浮腫がある方
⑤原因疾患はないが長期臥位などにより廃用性の筋力低下がある方
などです。
訪問マッサージは上記のような症状に保険適用されるので、
・地域のケアマネージャーさんから教えてもらった
・介護施設のスタッフさんに紹介してもらった
・ご家族がホームページで見つけてくれた
・チラシがポストに入っていた といったきっかけで、始める方が多くいらっしゃいます。
身近な出会いがきっかけになることも
筆者の場合はかかりつけ美容師さんとの雑談からお母さまと叔母様をご紹介いただいたことがありました。
また、そのお二人が入居されている施設の関係者から他の施設の入居者様へと広がりました。
それだけでありがたいですが、さらに美容師さんは来店する長年通うお客様や歩行困難となり出張カットに行くようになった方の出張先のご自宅や施設で訪問マッサージを広めてくれました。
このご時世になり、美容師さんのお母様、叔母様方の入居する施設の訪問マッサージは休業となってしまいましたが、在宅の方は現在も通っています。
また、担当の個人タクシーのドライバーさんからのご紹介につながったこともございます。
大手の治療院に所属しているわけではないので、患者様と出会うのは難しいイメージでしたが、患者様も同様に訪問マッサージを身近に知ることは少ないのだと思いました。
また、別のケースではありますが、生活支援でリラクゼーションを受けていたがあまり効果を感じられずにいたところ、たまたま自宅のポストに入っていた訪問マッサージのチラシを見て違いを確かめてみたいと問い合わせをいただいたこともありました。
このように訪問マッサージを始めるきっかけは様々ですが、もしかしたらこの記事を読んで訪問マッサージに興味を持ってくださる方もいるかもしれません。
肩こりや疲れ、だるさといった症状や、病院まで歩いていくことがお辛くなく、日常生活に支障がない方は保険適用になりません。
医師によりマッサージの必要性が認められた方を対象として、医師の同意書により健康保険が適用されます。
保険適応について詳しい内容はこちらをご参考ください。
訪問を必要とする患者様がまだまだ多くいらっしゃると思います。
ご縁が同時にいくつも重なりもっと訪問マッサージが患者様に届くことを願います。
まずはお試し!気軽な体験から
多くの治療院や施術師はご興味のある方やマッサージにご不安の方などに対してお試しのマッサージをさせていただいています。
こんな不安はございませんか?
訪問マッサージというサービス自体がまだ浸透していないため、
「よくわからないから試してみたい」
「どのような人が来るのか」
「どんな治療をされるのか」
「効果があるかわからない」
「自分の症状に合うか詳しく聞いてみたい」
「病院ではないのに医療保険を使うのはどういう仕組みなのか」
「病院の医師に同意書をもらうとはどういうことなのか」
など、いろんな疑問を持たれる方がいらっしゃいますので、直接お話をして説明をさせていただく機会としても、まずは訪問マッサージの「無料体験」を行っています。
カウンセリングで利用者様の健康状態や家族の要望など把握するヒアリングもしっかりさせていただいています。
マッサージ師は専門の学校を卒業した国家資格者ですが、人それぞれに技術のスタイルや習熟において大きな差があります。
経験年数が豊富なだけで、技術が上がるわけではありませんし、トークで良いことをたくさん伝える人が実際に素晴らしい腕を持っているかわからないというところもございます。
実際に体験していただき継続のご希望の場合は利用方法について説明しています。
安心して訪問マッサージを受けていただくためにも一度無料体験をうけていただくことをお勧めします。
一般的な無料体験当日の流れ
①お悩みの確認
お痛みの場所や不眠・便秘などお悩みの症状について詳しくお伺いいたします。
②お身体の状態を確認
既往歴・通院・投薬など情報を共有していただきます。
③施術のご提案
伺ったお話をふまえて、どのような施術を行うかご説明させていただきます。
④検査
血圧・脈拍、関節可動域、筋力などを確認いたします。
⑤施術体験
実際に施術を体験していただきます。20分ほど行われることが多いです。
⑥制度や料金、お支払い方法のご説明
保険証や医療証にそった自己負担割合や、施術部位数による料金の違い、医師の同意書などをご説明いたします。
ご納得いただいたうえで、今後の日程などをご相談いたします。
同意書が取得できましたら、定期訪問開始となります。
もし気に入らなかったら…?
マッサージが必要ないと思われた方は断っても大丈夫、無理な勧誘をされた場合も毅然とお断りしましょう。
始めたばかりのころは療養費が本当に国から支払われるのかと不安になられる方もいらっしゃいます。
しかし、2ヶ月目、3ヶ月目と継続で訪問することで、マッサージが楽しみだったり、少しでも緩和することを実感して頂いたりと更に納得していただいている場合もございます。
ご家族以外であるマッサージ師とお話することで社会との繋がりを感じるという意味でもご利用されている方もいらっしゃいます。
医療保険を使ってご自宅で医療マッサージを受けれることをもっと早く知っておけばよかった、などと仰る利用者様、ご家族様もたくさんいらっしゃいました。
在宅介護の方に対して、介護保険を使った訪問ヘルパー、訪問介護、訪問リハビリ、自費では訪問美容師もいらっしゃいますし、健康保険での医療マッサージ、自費マッサージも、QOL、ADLの維持・向上を目指す大切なお仕事だと考えます。
もし、あなたやあなたの周りに介護やお体の痛みにお困りの方がいらしたら、ぜひ一度訪問マッサージの無料体験をお試しください。