あなたを心身共に理解し、寄り添った医療を提供する
自身のつらかった経験を活かせる仕事
相手の身体のこと、心のこと、取り巻く環境のこと
それらを正しく理解することで最適な医療が提供できる
髙嵜先生は自身が10代の頃、腫瘍という大病に罹り
術後に痺れの後遺症に苦しんでいた
そんな中、鍼灸治療と出会い、痺れが改善するという
貴重な経験をしている
だからこそ寄り添い、向き合い、想いに応えていける
それに加え、彼の明るさはつらさや痛みで落ち込んだ心を
前向きにさせてくれる
自らの経験を活かせるこの仕事は
まさに天職と言えるだろう
基 本 情 報
氏名 | 髙嵜 佑介(たかさき ゆうすけ) |
治療院名 | 佑治療院 |
住所 | 訪問専門 |
訪問・出張可能時間 | 9:00~19:00(日曜休診) |
保有免許(国家資格) | 鍼灸マッサージ師 (あん摩マッサージ指圧師 はり師 きゅう師) |
出張・訪問対応エリア | 千葉県船橋市、習志野市、千葉市 |
メニュー・料金体系 | 保険治療 厚生労働省規定の療養費に基づく 実費治療 1回 5,000円(マッサージ治療) 1回 6,000円(鍼灸治療) |
お問合せ先 | TEL 047-409-2550 FAX 047-409-2560 HP https://yu-chiryouin-20180418.com/ |
AHAKI BASEでは施術所の情報だけではなく、施術者自身にフォーカスし、
もっと施術者自身を知ってもらいたいと考えています。
先生方の考え方・価値観などを<キャリア・経営・施術>の3つの視点で掘り下げて参ります。
1)キャリアについて
Q:今までのご経歴を教えてください。
髙嵜先生:
元々、「身体」に携わる仕事がしたかったんです。でも、特にこれがしたいと言うのもなく、だた漠然とした不安がありました。
そんな中、高校生の時に病気になりました。手術と入院で高2の夏休みがなくなりました。骨盤に腫瘍が出来て、神経を巻き込んでいた為、後遺症として痺れが残ってしまいました。医者からは10年後にはもしかしたら痺れが軽くなっているかもしれないけど、10年後も痺れが残っていれば一生付き合っていくしかないと言われました。
その後、スポーツトレーナーを目指して帝京平成大学に進学しましたが、昼も夜もダンスに夢中になりすぎてスポーツトレーナーにはなれませんでした(笑)
大学卒業後は、一般企業の営業職に就きましたが、仕事へのやりがいを感じられず早々に退職することになりました。
一般企業で働いて、ずっとやりたかった事に気がついたんです。「身体」に携わる仕事への思いが強くなっていました。
鍼灸治療で足の痺れが軽減したことがきっかけで、東京医療福祉専門学校へ入学して鍼灸師を目指すことにしました。卒業後は訪問鍼灸マッサージの治療院へ就職しました。
Q:訪問鍼灸マッサージの治療院に就職しようと思ったきっかけはなんですか?
東京医療福祉専門学校に在学中は鍼灸整骨院で治療補助のバイトをしていました。同時にトレーナー活動もしていて、受け身の治療院やスポーツトレーナー以外の他の業態も見てみたいという思いでした。自宅や施設で最期を迎える患者様が多く、苦痛を和らげたり患者様の人生に関われる素晴らしい仕事だなと感銘を受けました。
訪問治療を続けていく上で治療のバリエーションを増やし、より多くの患者様の要望にお応えできるようあん摩マッサージ指圧師の免許を取ろうと長生学園に入学しました。免許取得後、2018年4月に独立して、訪問鍼灸マッサージ治療院の佑治療院を開業しました。
Q:訪問鍼灸マッサージの治療院として独立しようと思ったきっかけを教えてください。
訪問治療をしていて、需要の多さにびっくりしたんです。普通に生活していると他人のご家庭にお邪魔することなんてないじゃないですか。病や後遺症、難病に苦しんでいる方が本当に多くて。パーキンソン病の方ってこんなにいるんだとか、ずっと死因のTOP3だった脳卒中(2022年現在は4位)は患者様のほとんどがそうだし。そんな中で、何人もご逝去される患者様をみてきて、自分だったらこんな最期を迎えたい、手伝ってくれる人がいたらいいなって思ったんです。
自分の祖父母には何も出来なかったので。父親が亡くなる時に、少しだけ治療できたんですが。親子の関係もあり、あまりうまくいかなかったので後悔しています。地元への恩返しがしたいと言う気持ちもあり独立しました。
2)経営について
Q:治療院のコンセプトを教えてください。
髙嵜先生:
痒いところに手が届く(お辛いところに気が付け、治療する)と言うのがコンセプトです。
高齢者の心理状況として、今まで出来ていたことが出来なくなることばっかりで、立てない歩けない⚪︎⚪︎が出来ない、と喪失感があると思います。それに気づき、精神面や身体面でケアしていきたい、寄り添っていきたいと言う思いです。
3)施術について
Q:得意な治療法を教えてください。
髙嵜先生:
YNSA(山元式新頭鍼療)や、董師奇穴(とうしきけつ)といった鍼治療ですね。もちろん訪問治療なので、マッサージや機能訓練もします。
パーキンソン病や脳卒中、その後遺症や慢性疼痛でお辛い方への治療がメインになってきます。
Q:最後に、患者様に伝えたいことはありますか?
もう一度立ちたい、歩きたいと思っている方へ諦めないお手伝いをさせていただきます。
自身の病気の経験から患者様の立場に立ち、お気持ちを理解する事がとても大切だと学びました。
治療を通じて少しでも病に苦しむ方のお役に立ちたいです!!
編集後記
高嵜先生は、以前働いていた治療院の同期であり、長生学園の先輩でもあります。
治療院の同期だった頃は、患者様やご家族からだけではなく、先輩や上司からも信頼される頼もしい先生でした。
今回の取材で久しぶりにお会いして、明るく患者様に接する様子を見て、あの時よりもさらにパワーアップしていると感じました。
技術も高く、知識や経験も豊富で、お会いするたびに刺激を貰っています。
患者様のために寄り添う姿勢は、意識して真似をさせてもらっていますが、なかなか簡単なものではありません。
これからも引き続き真似させてもらいますのでよろしくお願いします。
地域のため、患者様のため、そして業界全体を盛り上げるために、共に頑張っていきましょう。
ご協力ありがとうございました。