患者自身も気づいていない「本人の自然治癒力」
本当の貴方の力を引き出す治療院
人には本来、傷や病気を自分で治す力が備わっている
風邪をひいた時に熱が出たり、転んで擦りむいたら瘡蓋ができるのは
代表的な自己修復能力の1つだ
「僕の施術はそうした患者さんの持つ本来の自己修復能力を促すきっかけの1つなんです」
川崎市麻生区、緑豊かな住宅街にある王禅寺東治療室
渋谷幹男先生は弱刺激・短時間でありながら
人間の持つ自然治癒力を最大限発揮できるような施術が特徴
あん摩マッサージ指圧師として手技に特化したその治療技術は
まだ見ぬ貴方自身の可能性を引き出してくれるだろう
本人さえもまだ知らない、眠った力が身体には隠されている
基 本 情 報
氏名 | 渋谷 幹男(しぶや みきお) |
治療院名 | 王禅寺東治療室 |
住所 | 〒215-0018 神奈川県川崎市麻生区王禅寺東2-43-13 |
最寄り駅 | 小田急線新百合ヶ丘駅 徒歩25分 バス10分(ファミリーテニスクラブ前下車) |
営業時間 | 平日9:00~19:00 土曜9:00~17:00 定休日 木・日・祝日 |
保有免許(国家資格) | あん摩マッサージ指圧師 |
メニュー・料金体系 | 1回¥6,970 ※初回は初診料として<上記料金+¥1,000> |
出張・訪問について | 健康保険利用による訪問施術 & 自費診療による出張施術 ともに対応可能 【対応可能時間】 営業時間に準ずる 【対応エリア】 川崎市麻生区・多摩区・宮前区、横浜市青葉区、東京都稲城市・町田市 ※遠方の場合は応相談 ※費用等の詳細は直接お問合せ下さい |
お問合せ先 | TEL 044-954-3773 公式LINE https://page.line.me/hvy5141b?openQrModal=true |
AHAKI BASEでは施術所の情報だけではなく、施術者自身にフォーカスし、
もっと施術者自身を知ってもらいたいと考えています。
先生方の考え方・価値観などを<キャリア・経営・施術>の3つの視点で掘り下げて参ります。
1)キャリアについて
Q:今までのご経歴を教えて下さい
渋谷先生:
大学卒業後に専門学校に入学し、あん摩マッサージ指圧師免許を取得しました。
免許取得後、約5年ほどカイロプラクティック治療院・整形外科・接骨院・自費のマッサージ治療院など様々な場所で働きました。
特に整形外科では実際の業務や医師の見立てや鑑別を勉強できたこと、実際に疾患名を付けられた患者さんを見れたことは経験になりました。また、教科書的な症状例と実際の症状に乖離があること等臨床の実際を知れた気がします。
ですが保険診療だと効果があろうがなかろうが長期間通院してもらえてしまいますよね。しっかりと「治せる治療師」になりたかったし、今でも「なりたい」と思います。やはり慰安と治療のギャップを感じることは多かったです。
キャリアの迷子になった時期もありました。自分が何をしたいのか見えなくなったんですね。なかなか自分の芯になるものが見つかるまで時間がかかりましたが、それまで色々な勉強会や治療院を見させて頂きました。
Q:この仕事を目指したきっかけは何でしたか?
また手技療法に免許が必要なことは初めからご存知でしたか?
小さい頃、母方の祖母が出張で整体を受けていたのを見ていて、いいなと思っていたので馴染みがあったんです。
その後、高校時代に空手で怪我をした時に連れて行ってもらった治療院の先生の治療を受けたんですが、治療の概念が変わる程の衝撃を受け、1週間後には弟子入りを志願しに行ってました(笑)
でも断られたんです。
その先生は日本指圧専門学校卒業だったんですが、「大学に行ってからで遅くない」「施術には専門学校に行って国家試験に合格し、免許を取らなければならない」と言われたんです。だから大学に進学しました。
大学卒業後に再度弟子入りを志願しに行ったんですが、今度は社会人として仕事をしてからと言われたんです。一体、いつになったら弟子にしてもらえるのかと。
もう我慢出来ずに専門学校(長生学園)へ入学しました。
今でこそ、社会経験をしてから専門学校へ行っても良かったのかと思いますけどね(苦笑)
Q:独立開業のきっかけは何でしたか?
また開業までのプロセスとして先生が考えていたことはありますか?
開業は結婚がきっかけでした。それまでは自信が持てたら、みたいな漠然とした感じでした。
今まで職場が転々と変わっていましたが、結婚したことで「地に足をつけて頑張らなければならない」と自分にプレッシャーをかけました。
Q:開業に向けた準備(資金調達・場所探し)はどのようにされましたか?
開業当初は江東区森下で開業しました。
当時の住まいが月島だったので中央区や門前仲町周辺を探していたのですがやはり家賃が高く、、、
探しているうちに徐々に離れていき、森下に流れ着きました(笑)
駅前や商店街の雰囲気もよく、人通りもあるし気に入ったんです。
開業資金は日本政策金融公庫でお借りしました。やはり創業融資は公庫が一番金利が低く借りやすいです。
2)経営について
Q:経営理念を教えて下さい
渋谷先生:
「可能性に気づき、生き生きと輝いて、自分らしさを実現する」です。
これは自分も社員も家族も患者さんも、自分を取り巻く全ての人を含んでいます。
Q:治療院のコンセプトや差別化ポイントを教えて下さい
腰痛に特化した治療院ですので、急性・慢性に拘らず腰痛の患者さんが多いです。
もちろん、それ以外にも首の痛みや肩こり・背部痛等の筋骨格系のトラブル全般に対応しています。
施術は患者さんに極力負担を掛けないように弱刺激・短時間を意識して、自然治癒力を発揮できる身体にすることを目標としています。
Q:開業後の集患方法は?
商店街の路面店だったこともあって、開けていれば1日数人は入ってくれるような状況が続きました。
ですが、そのような状況も長くは続きませんでした。開業後半年ほどでだんだんと客足が鈍ってきたんです。
そこからは自分でビラ配りやポスティングなどを行いました。2002年の開業でしたが当時はSNSなどネット集客がまだそこまで発達してませんでしたから。
人通りが多かったので、ビラ配りは1日100枚くらいは簡単に捌けましたね
賛否両論あるかと思いますがビラ配りは自分でやった方がお客さんを引き寄せますね(笑)
Q:今後の経営面での目標やビジョンはありますか?
開業直後は「まず安定して食っていけるようにならなきゃいけない」と思っていましたが、今も売上の安定は変わりません。なにせ”安定した需要”のある業界とは言えませんから。
当初は「治せるようになれば患者さんは来てくれる」と言うよくありがちな思考パターンに陥ってました。
しかし実際は、技術だけでは患者さんは集まらない。集患方法は考え続ける必要があります。
また、もう1本の柱として後進の育成にも取り組みたいと考えています。
この仕事は自分が倒れたら仕事になりません。売上が自分1人に依存している状態はかなりリスキーです。
ですから自分がいなくても売り上げが上がる仕組みを作りたいです。
業務委託施術者を増やし訪問マッサージ部門を厚くするか、自費診療部門を厚くするかは悩みどころです。
3)施術について
Q:施術理念や施術する上で大切にしていることはなんでしょう?
渋谷先生:
症状の改善はもちろんですが、それ以上に「今の症状が改善して元気になったら何がしたいですか?」ということを大切にしています。
患者さんが「患う者」ではなく、健康で自分のしたいことを存分にできる人になるサポートをしたいと常に思っています。
Q:具体的にどのような施術方法なのですか?
私は元々、なるべく体に負担をかけないソフトな施術がしたいと思っていました。
免許取得後、色々な勉強会やセミナーに参加しましたがその中で出会ったのがBRMとSTRという理論の施術方法です。
BRM(Born Rythem Method)は皮膚刺激から骨格を調整するという理論です。重力や力の使い方によって骨格はアライメントが崩れる方向が決まっており、それを皮膚からの刺激で調整するという考えです。ちょっとオステオパシーに似ているかもしれません。
STRはStrech Reflexion(伸長反射)を利用した施術方法で、関節の動きから骨格を調整していくやり方です。
自分も学びの中ですのでなかなか説明が難しいですが、それらを複合させた手技を用いています。
Q:あん摩マッサージ指圧師として皆さんに伝えたいことはありますか?
人間には免疫システムやホメオスタシス(体温や血中濃度、Ph値などを一定にしようとする働き)が存在する以上、自分の身体を治す力・元に戻そうとする力があります。
私が出来るのは、その力を最大限発揮できるように皆さんの身体にきっかけを与えることです。
皆さんには、ご自身でも気づいていないもの凄い力が備わっています。
「治される」のではなく、「治る」のは皆さん自身です。ご自分の身体に自信を持ちましょう!
編集後記 |
渋谷先生をご紹介下さったのは昨年取材させて頂いた 高円寺 あい治療院の神田先生 このように過去に取材させて頂いた先生方からの ご紹介でご縁が繋がっていく事を とても嬉しく、楽しく思っています さらにご縁のあることに、 渋谷先生も編集と同じく長生学園ご出身との事で 話題が膨らみました “手技療法の世界は千差万別で 「押す・揉む・さする」だけでなく、 あん摩マッサージ指圧師免許を持っているからこそ 様々なアプローチで手技療法が出来る” そんなことをより深く感じた取材でした 渋谷先生もあはき業界、特に無免許・無資格施術に対して危惧されています AHAKI BASEで取材させて頂いた先生方を繋いで 業界問題に対するあはき師座談会なども企画してみたいですね お忙しい中貴重なお時間を頂戴し、 誠にありがとうございました!! |