足が悪いおじいちゃんの鍼灸体験

私のおじいさんの体験談

年齢と共に足が悪くなりました。筋肉の硬直により柔軟性がなくなったため、うまく足が動かなくなり、引きこもりの状態になりました。近所に鍼灸治療をする病院ができ、出張治療も行っており、おじいさんのためにそのサービスを利用することにしました。

鍼灸治療、出張治療を利用して!

治療は鍼灸師の方に自宅まできていただき、鍼を打ちます。私たちは足に打つものだと思っていましたが、実際には脚だけでなく顔や腰などにも打ちました。先生にその理由を聞くと、「足だけに鍼を打っても足の治療は可能ですが、足を動かそうと命令する場所も弱っている可能性があるため、その他の場所にも打つのです」と教えてくださいました。何でも足の筋肉をほぐすツボは無数にあり、ツボを刺激すると問題ある箇所が刺激により血行が促進し、改善されます。足の場合、ほかにも命令を出す神経の他、動作を命令する場所が弱るらしく、それを刺激することで足を動かせるようになるということです。他にもおじいさんの足の筋力を見ていただいた上で、どのくらいの筋力が必要かお話を受け、どれくらい運動をするのが良いかと伺いました。

お灸に関しては、おじいさんはすでに経験者であったため抵抗はありませんでした。
しかし、鍼を打たれるということに関しては最初抵抗があり嫌がっていました。そこで私も肩こりの治療を受けるということで納得してもらい、先に私が肩と首に鍼を打ってもらいました。次におじいさんが鍼を打ったのですが、顔にも打っていました。この場合はかなり状態が悪い時のようで、相当足の筋肉が硬直していたため、歩くことが困難になっていたようです。ちなみに鍼を打ってからしばらくすると足が動くようになったのですが、それまでは鍼灸師の方にマッサージをしてもらうことで硬直が和らぎ動くようになったのだと思います。 実際、足にマッサージをしてもらうことで段々と足が動いているように見えたため、足が動くようになったのだと思います。そこからおじいさんは、外出ができるようになり先生のいる鍼のクリニックまで歩いて行っています。歩けるようになったのはかなり大きく、実際私も肩こりの治療で鍼を打ってもらいました。別に痛いと感じることもなく、なんか刺さっているなというような感じです。

私のおじいさんも似たようなことを言っていて「木のトゲを踏んだ方がよっぽど痛い」と言っていました。うちのおじいさんはとび職だったこともあり、そうした痛い目に会うことがあるようです。金属の釘などを踏んだこともあったことで、鍼を打ってもらうという行為をとても嫌がったのだと思います。それと比較しても全然痛みがないと思います。私よりもおじいさんの方が結構深くまで鍼灸師さんに刺されていたと思いますが、「釘やトゲが刺さる方がよっぽど痛い」と行っていたので、痛みは少なかったのだと思われます。お灸も市販で慣れていたこともあったようで、「ちょうど良い熱さだった」と言っていました。私も初めて火を使うお灸をしましたが、火を使わないものに比べたら熱かったです。鍼灸の訪問サービスクリニックと同じような施術を受けることができたのでよかった点であるとおじいさんが言っていました。私は少し値段が高いと思いますが、おじいさんが歩けるようになったのを見てよかったと思います。

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