鍼で産後の疲れが解消された!

コロナ禍の育児に孤軍奮闘

 第二子を出産し、気づけば8ヶ月。第一子は3歳、実家は県外で頼れず、上の子の幼稚園入園を1つの目標に2人育児を日々こなす毎日を送っていた私。
 4月になりやっと入園した〜!…と思ったのも束の間、コロナの影響で4月下旬から休園…「こんなん聞いてない〜(涙)」と叫んでみるものの、救いの手が差し伸べられるわけでもなく、とにかく乗り切るしかない。

 5月は休園中の上の子のに加えて、下の子の夜泣き(1時間ごとに起こされる)。寝不足の中、2人育児。気の合うママ友にも会えず、外にも出かけられず。時には限界を超え、子どもに当たってしまい自己嫌悪に陥る日もあったけれど、何とかかんとか乗り切り、6月から幼稚園再開!…幼稚園が神様に思えました。

身体の異変…

 1つ山を乗り切った〜!と思っていたけれど、今度は自分の身体に異変が。まず夜寝られない。この頃下の子の夜泣きは少し治まりつつあり、わずかながら寝られる時間も確保できる環境であるのに寝られない。身体はクタクタに疲れ切っているのに…
 夜、目を閉じてはいるけれどずっと意識はあり、そのまま授乳の時間。毎日その繰り返し。日中も横になるけれど頭の中がぐるぐる回り続け思考が止まらず寝られない。それに加え、誰かに乗られているように身体が重く、後頭部から肩、背中、腰にかけて酷い鈍痛があった。このままではマズイ。でも、どうしたら今の状況が改善されるのか…

 悩んだ末、気の合うママ友に相談してみることに。子ども同士が同じ学年で、私と同じく2人育児に奮闘していたママ友も私と同じ悩みを抱えていることが判明した。ママ友から「行きつけの整骨鍼灸院があるんだけど、しばらく通ったら眠れるようになったよ」と聞き、さっそく紹介してもらった。
 子連れOKの整骨鍼灸院に下の子と一緒に来院すると、優しそうなスタッフが迎えてくれ、問診票を書きながら話を聞いてくれる。受付のお姉さんが我が子を抱っこしてくれ、私はベッドへ。治療をしてくれた鍼灸師も感じの良い方で、これまでの育児話や身体の不調を話しながら問診。「整体も良いけど、鍼すると身体が楽になるよ。鍼に抵抗はない?」と聞かれ、学生時代に持病があり鍼治療の経験があったため、二つ返事で鍼治療をお願いした。

鍼治療開始!!

 ベッドにうつ伏せに横になり、まずは全身の状態をチェック。しばらく肩から腰の辺りをマッサージしてもらう。その後、首から肩にかけて6本ほど鍼を打つ。鍼特有のズンっと言う痛みが懐かしい。我慢できない痛みではないので、ひたすらその痛みを感じる。その後腰にも3本ほど打つ。学生時代に通っていた鍼灸院では鍼を打った後しばらく置いていたが、ここではすぐに鍼を抜く。最後に首の歪みを矯正し治療終了。時間にして20分ほどだった。
 ベッドから起き上がると、何だか身体が軽い。肩に重く感じていた凝りも感じず、姿勢も良くなったような気がした。鍼の効果は通常であれば1週間ほど続くと言われたが、疲れが酷いと2、3日で切れるとのこと。「またしんどくなったら来てね〜」と言われ、先生と受付のお姉さんにお礼を言い我が子と一緒に帰宅。

久々の熟睡

 その日の夜、20時にいつものように授乳をし子どもを寝かしつけていると気持ちの良い睡魔が。「この感じ、久々だなぁ」と思いながら、そこから記憶がない。しばらくして我が子の泣き声に起こされる。まだ部屋は暗く、授乳をしながら「今何時だ〜」と思いながら時計を見ると4時。「え?!4時まで寝てた?!」と我が子がまだ寝そうなのに思わず大きな声が出てしまった。それくらい久々に熟睡できた。朝起きてからも身体は軽く、体調が良く感じられる。子ども達にもいつも以上に優しく声かけできる。次の日もまたその次の日も夜は良く眠れた。
 ここまで心身共に改善した鍼治療、また情報をくれたママ友には感謝しかない。その後も週一回、整骨鍼灸院に通い自分の身体をメンテナンスしている。

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