出産後、こんなに身体がボロボロになるとは。。。

悲惨な産後の身体と慣れない日々

 私は20代後半で結婚し、30歳で1人目を出産しました。出産は命がけであること、さらにはその後に長い長い子育てが始まること。頭ではわかっていましたが、こんなに過酷であるものとは思いもしませんでした。
 子育ては眠れない日々が続きます。毎日毎日慣れないことだらけで、首筋、肩、腰が痛む様になりました。可愛い我が子を目の前に幸せを感じるはずが、その幸せが全く感じられないくらいに痛みが悪化してきたのです。このままでは子育てに支障が出ると思い、鍼灸整骨院に飛び込みました。

思い切って行った整骨院

 私は元々美容院やエステの様な華やかな場所が少し苦手で、1人だけで入店する勇気が持てません。新生児のお世話をしながらということもあり、遠くには出かけられないため、家の近くで検索しました。すると、マンツーマンで施術、暖かい木目調の雰囲気、駅からも近くという好条件揃いの整骨院がヒットしました。『この雰囲気なら私でも入れるかもしれない!』と思い、ここに行くことにしました。

 当日子供は母に預け、久しぶりの一人時間を過ごすことにしました。駅ちかのその場所は可愛い看板が目印です。店内に入ると私より若い、雰囲気の良い先生が一人いらっしゃいました。

 鍼灸整骨院はどうしてもゴリゴリと身体をマッサージされるイメージが強く私の中に根付いており、『痛くなかったら良いなぁ』と思っていました。柔らかい笑顔で何も言わず私が痛いと思うところを施術にかかりました。私の場合、出産で負担ができた骨盤と、その骨盤のずれをかばう歩き方、乳児を抱っこし続けることで緊張した首筋から肩、肋間神経痛のような痛みがあったのでそれを伝えました。すると、『お母さんになってまだ数ヶ月なのに、本当によく頑張っていますね』と先生がおっしゃいました。その優しい言葉や微笑みにこれまでの慣れない育児が重なって涙が溢れて来ました。やはりそのガタは痛みに繋がっていた様です。

 施術は私の想像していたものとは違い、身体を整える様な優しいものでした。物を少し持つだけで痛かった左手。授乳のため猫背になって、たまに背伸びをするとキリキリと痛む背中。出産や日々の育児によってずれた骨盤。あまりの心地よさについ寝てしまいそうでした。

出産前の身体と再び

全ての施術が終わると、鈍かった身体の重さや痛みはスーッと消えて、さらには頭もスッキリしています。出産前の元気だった身体に戻ったような気分になれ、何度も先生に頭を下げました。また痛みが出た場合や、息抜きとしてここにいらしてくださいとおっしゃいました。こんなに優しく丁寧に対応してくださり、感謝しかありませんでした。その後、何度か足を運び、今は子供と一緒に行けるようになりました。また、子供が泣いてもマンツーマンのお店であるため、他のお客様も気になりません。先生自身もおそらく子供が好きみたいで、よくあやしてくださいます。先生に出会えて、身体もそうですが、心も豊かになったように思います。

あの時、私の心と身体を救ってくれて本当にありがとうございますと伝えたいです。

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